【AviUtl】カラーキー(クロマキー)と色の違いを使った簡単なシーンチェンジのやり方【拡張編集】

20150307144000シーンチェンジというと、フィルタオブジェクトのシーンチェンジが思い浮かぶけれど、それを使わなくてもシーンチェンジはできるので、その方法を書きます。

この方法の利点としては結構、自由な形の、動きのあるシーンチェンジを作ることができること、この方法を覚えておくと、シーンチェンジ以外の場面でも色々と使えることが増えること。

欠点としてはその分、作業の手間が増えるということ。

この演出で重要なポイント

この演出方法におけるAviUtlの要素としては、

 

  • Sceneとシーンオブジェクト  
  • カラーキー(クロマキーでもOK)
  • オブジェクトを配置するレイヤーの順番と『上のオブジェクトでクリッピング』

 

という感じ。ちなみにこの『クリッピング』もフィルタのクリッピングではなくて、拡張編集プラグイン上のオブジェクトの上で右クリックすると、表示されるほうのクリッピングなのであしからず。

 

ちなみにクリッピング関係については過去に幾つかの記事を書いているので、気になることがあったらそちらを参考に。

 

 

今回の方法については、最低限、クリッピング機能1程度の理解があれば可能なはず。

 

手順

  1. Scene1に移動し、アルファチャンネルを有効にする。
  2. そこに図形オブジェクト(背景)を配置し、色を青などに設定する。
  3. 次にその下位レイヤーに『消え方、現れ方(動きと形)』のためのシーンを作るための、図形オブジェクト(色は黄色などの背景の補色がいい)を配置し、XYの値を変化させて動かしたりサイズを変えたりする。※
  4. Rootに戻って上のレイヤーから順に、『最初に表示させたい画像や動画オブジェクト』、必要なだけフレームをずらして『移り変わりのためのシーンオブジェクト(Scene1)』、シーンオブジェクトと同じフレームに『最後に表示させたい画像や動画オブジェクト』の順で各オブジェクトを配置する。
  5. シーンオブジェクトにカラーキー(あるいはクロマキー)フィルタを追加して、背景の色(青)を指定し、各値を設定して背景色が消えるようにする。
  6. 最後に表示させたい画像や動画オブジェクトの上で右クリックして、『上のオブジェクトでクリッピング』にチェックを入れる。

 

※ 基本的には、複数の図形オブジェクトを配置したりサイズ変更や拡大縮小させたりして、最終的に画面全体が一色(この場合は黄色)に染まるようにする。ただし、意図的に染まる範囲を限定的したり、特定の形状に留めるのはあり。
※ 色々とオブジェクトを使うときは、最終的にグループ制御を配置し、そこに単色化フィルタを追加すると面倒臭くない。
※ ここで頑張れば頑張った分だけ、かっこいいシーンチェンジになる。透明度を設定したり、拡大縮小したり、フィルタを掛けたりといったことも有効。

手順の2で行う主なもの

  • 図形等の配置位置の調整(座標的&フレーム的)
  • 各オブジェクトのXYZの移動
  • 拡大率、透明度の変化
  • フィルタやアニメーション効果の追加 ※

 

※ キャラ画像に単色化フィルタを使ったり、移動系のアニメーション効果を使ったり、点滅させたりするのも面白いかも……。。

Scene1とRootの様子とそれぞれの表示

■Scene1(アルファチャンネルあり)の状態 ■そのときの表示。
20150307151048 20150307151104
■Rootの状態 ■そのときの表示
20150307151138

20150307151159
20150307151252 レイヤー1:最初に表示させたい画像(レンガっぽいもの)
レイヤー2:シーンチェンジの形や動き
レイヤー3:最後に表示させたい画像(Blenderで作ったねんどろいどっぽいもの)

ちなみに各画像オブジェクトはそのまま配置しただけでフィルタ等の追加はなし。

RootやSceneのレイヤーの並べ方、重ね方が大事。また、今回はわかりやすくするためにSceneのレイヤー2にカスタムオブジェクトを使ってしまったけれど、本来は以下のレイヤーに複数のオブジェクトを時間をズラしたり効果を追加したりしながら配置していく。

 

 

RootとScene1の対比

Root Scene1
20150307151850 なし
20150307151921 20150307152208
20150307151941 20150307152225
20150307152004 20150307152247
20150307152026 20150307152305

※ Sceneの黄色の動き&形=最後に表示させたい画像の動き&形。動きはアンカー順次図形拡大を利用したもので、図形が順次登場し、それぞれの拡大率が徐々にアップして広がっていく。

 

カラーキーの指定色とタイムラインの位置を少し変えると……

20150307154709 20150307154420
20150307154446 20150307155007
20150307151850 タイムラインの配置をそれぞれ少し横にズラして(並び順は一緒)、シーンオブジェクトに追加したカラーキーの指定色を黄色にした場合。

 

↓ ↓ ↓ ↓

 

2015030700000000001[4]

Sampleとしてわかりやすさ第一の単純な構成でやっているので、演出に合わせて複雑化してください。同じ背景画像の異なる画像(人の有無だったり……)を使ったり、部分的に消したり残したり……といった感じで。

 

 

 

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2 Comments

(´・д・`)  

シーン1でアルファチャンネルを有効にチェックを入れるのならば、シーン1の青色背景とルートのクロマキーは必要ないのでは?

2015/08/05 (Wed) 14:54 | EDIT | REPLY |   

Ψ(`∀´)Ψケケケ  

Re: タイトルなし

> シーン1でアルファチャンネルを有効にチェックを入れるのならば、シーン1の青色背景とルートのクロマキーは必要ないのでは?

仰るとおりです、記事を書いているときに勘違いしたようです。

2015/08/06 (Thu) 00:49 | REPLY |   

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