ゼロから自分で行う地デジ(BS・CS)放送視聴環境構築 改訂&暫定版 2012春

この記事の目的は、

  • 初期設備が全くない状態からでも自分で地デジ(BS/CS)の視聴環境を構築すること。

ちなみに配線のために壁に穴を開けるような工事を必要とせず、せいぜいパーツをネジで留める程度なので、難易度はそれほど高くない方法で作業を行う。

ただし、自身の現在の環境やこれから欲する環境(地デジのみなのか、地デジBSCSの三波なのか等)によって必要となる機器が異なるので、その点だけは要注意。


※ ブラウザにAdblock等を導入していると、サンプルとして貼りつけたAmazonで売っている各機器の画像と価格が表示されないかも……。


この記事の流れ

  1. 自分の環境と必要な機器を認識する。
  2. 必要な機器を揃える。
  3. 注意点を踏まえながら設置する。
  4. テレビやPCで地デジ(BS・CS)が映れば成功。

構築するために必要なもの (PCを除き、TVはチューナーに含める)

  • 地デジ用アンテナ
  • BS/CSデジタル用アンテナ
  • 混合器
  • 分波器
  • 分配器
  • 各種チューナー(地デジ、BS・CSデジタル放送対応チューナー)
  • ウィンドウ・スルーケーブル
  • 同軸ケーブル(ネジ式F型コネクタ)

※ 個々人の環境によって必要となるものは異なるため、各項目の全てが必要になるとは限らない。あくまでも、上記の構成は部屋にケーブルの配線すらされていない状態において必要なもの。

※ また、アンテナ設置等に必要になる固定器具、電波の弱い地域で必要になるであろうブースタも列挙されていない。

 

地デジ用アンテナ

地デジ用アンテナの種類は大きく分けて三種類

  • 屋外アンテナ
  • 屋外・屋内両用アンテナ
  • ポータブル・アンテナ


地上波デジタル放送(UHF)を受信するための機器。自宅のアンテナがVHFしか受信できないものである場合には、地デジ用アンテナを新規に購入する必要がある。UHFも受信できるタイプの場合は必要ないこともあるが、あまりに古くて地デジ放送が受信できない場合や受信状態が悪い場合には、アンテナの再設置、あるいは買い替えが必要となる。

アンテナの種類は大きくわけて、「屋外アンテナ」「屋内外両用アンテナ」「ポータブル・アンテナ」の三種類がある。屋外アンテナは設置が手間だが、受信に安心感がある。屋内外両用アンテナとポータブル・アンテナは小型で、室内に置いておいてもお洒落な雑貨に見えるように工夫されているが、やはり屋内に設置すると、安定した電波の受信に不安が残る。

また、電波の受信状態は水物で、立地条件や天候に左右されやすい。隣の家や部屋で受信できるからといって、視聴環境を構築したい場所で良好に受信できるとは限らない。専用機器で事前に受信状態を調べたいところだが、個人で専用機器を持つのは難しいので、ワンセグ対応の携帯などで視聴環境を構築したい場所の受信状態を確認してみるのもひとつの手かもしれない。

一昔前に流行った?アウトドア用の手のひらサイズの小型TVで、ノイズ混じりでも受信できていれば、地デジは映る可能性が高い(某量販店の販売員談)ということだが、絶対ではないというので、最後には運任せという一面も……。

屋外アンテナ 屋外・屋内両用アンテナ ポータブル・アンテナ
 

 

受信の安心度は、屋外アンテナ >> 屋外・屋内両用アンテナ >> ポータブル・アンテナ。また、それなりに電波の強い地域でも、建物が木造ならば兎も角、コンクリートだと屋外・屋内両用アンテナやポータブル・アンテナは厳しいかもしれない。

また、屋外アンテナを単体で購入した場合は、ページの下記にあるような取付金具が必要になることもある。

BS/CSデジタル用アンテナ

BS/CSデジタル放送を見るために必要な機器。地上波デジタル放送のみの視聴環境を構築する場合には不要。値段はピンからキリまであるものの、どれを買っても大差はないらしいww(某量販店の販売員談)

Ψ(`∀´)Ψケケケの家では、販売員の方の意見に従って某量販店のロゴシールの貼ってあった一番安いパラボラアンテナを購入しましたが、受信状態は良好。TVメーカーの表示方法によって電波状態の表示は違うのだろうけど、一台ではほぼフル状態のグリーン域(他にイエローとレッドがある)、もう一台では68~72という数値。

アンテナセット アンテナセット アンテナ単体

取り付け器具が必要であればアンテナセットを選択。必要でないのであればアンテナ単体を選択。

注意点としては、アンテナセットを買えば取り付け器具の他にケーブル類もついてくるけど、アンテナ単体だと、別途ケーブル類が必要になる可能性が高いこと。

混合器

地デジアンテナとBS/CSデジタル用アンテナで受信した電波を一本のケーブルで各部屋などに設置した分波器に送るための機器。地デジ放送のみの視聴環境を構築する場合には不要。地デジ対応商品と銘打たれているものを買っておいた方が無難。

屋外用 屋外屋内両用  
 

 

分波器

混合器によってひとつにまとめられた電波を室内で再び地デジとBSの電波に分ける機器。地デジ放送のみの視聴環境を構築する場合には不要。この部品の地デジ端子とBS/CS端子をTVやPCのチューナーの該当端子に接続する。

室内 室内 室内




ウィンドウ・スルーケーブル

別名、隙間ケーブル。室外に設置したアンテナや混合器からの配線をこれに繋げ、一端を窓の外、一端を窓の内に固定することで、壁に配線用の穴を開けずに済む。室内にアンテナを設置する場合やエアコンの穴などを使ってケーブルを引き込む場合は必要ない

屋内外の境界 屋内外の境界 屋内外の境界


同軸ケーブル(ネジ式F型コネクタ)

ウィンドウ・スルーケーブルと分配器、あるいはチューナーを繋ぐもの。部屋の間取りによって適した長さのものを買う必要がある。販売されているケーブルの長さが足らない場合は、中継接線(F型コネクタ用)を使うことによって同軸ケーブル同士を繋ぎ合わせることができる。

アンテナと混合器、混合器とウィンドウ・スルーケーブルを繋ぐときにも使うが、そのときはアンテナに同梱されている同軸ケーブルを適当な長さに切断して使う。

屋内 屋内 屋内

特定の長さの既製品。それぞれ長さが異なるので注意。

 

中継接栓 中継接栓 中継接栓

F型同軸ケーブル同士を繋ぐ部品。コードを延長したい時などにあると便利。

 

同軸ケーブル2

自分で任意の長さのケーブルを用いたいときや屋外などからケーブルを引き込む時に長大なケーブルが必要なときに用いる。圧着Fプラグが必須となる。また、ケーブルの太さによって対応するプラグが異なるので、要注意。

屋内外 3C 屋内外 4C 屋内外 5C
     
3C用 4C用 5C用
 

 

分配器

屋外からケーブルで引き込んだ電波を各部屋に分配(配線)するときに使用する。

屋内配線がなされていれば既に取り付けられているはずなので、基本的には不要のはず。また、地デジに対応していない場合(部品自体が古い場合)は取り替えが必要になるが、現時点(2012)で地デジが写っていれば問題ないと思われる。ただし、現在ケーブルTV等を利用していて、後日、それを止めて地デジにする場合は必要になる場合もある。

また、新たに屋内の配線数を増やしたいときなどに交換する必要があるかもしれない。

 

屋内 屋内 屋内

 

地デジ、BS・CSデジタル放送対応チューナー

ここではTVもチューナーの一部として扱う。その上でチューナーの種類を提示するならば、

  • TV
  • PC用チューナー
  • 外付けチューナー or 録画用チューナー(HDDレコーダ等)

の三種類といった感じ。チューナーによって地デジのみ、地デジ・BS・CSの三波の種類があるし、録画を考えていて、視聴と同時に裏番組も見たい場合は録画可能なWチューナーの商品を選択する必要がある。

また、PC用チューナーの場合は内蔵か外付けか、PCIかUSBか熟慮して選択する。PCに対する必要スペックの確認も必要。

PCの起動を必要とせずにPC用モニタに表示させたい場合は、外付けチューナー等をHDMI等で接続して使用することになり、その場合は下記の『その他』に当てはまる。このとき、チューナー側にHDMI端子があるかないかを確認するのも重要。モニタによってはDHMI→DVI変換ケーブルが必要になることもある。

兎に角、自分の用途を考慮して選択する。

 

TV PC用チューナー その他
 
 

 

 

商品によっては、中級者以上向けのものもある。左の商品は4チャンネル対応のものだが、B-CASがついていないので、自分で申請する必要があるし、B-CASの読み込みには下のリーダーが必要になってくる。
もっとも、商品名で検索をかければ、使い方や設定方法の書かれたWiki等がすぐに見つかるので、『自分で調べる』ということを理解していれば特に問題はなし。

 



各部品の接続順序 ( Ψ(`∀´)Ψケケケが以前に地上波・BS/CSデジタル放送の視聴環境を構築したとき )

  • 青色は屋外に出ている部分。
  • 黄緑色は半分が屋内、半分が屋外となる部分。
  • ピンク色は室内にある部分。

各アンテナ──混合器──同軸ケーブル────ウィンドウ・スルーケーブル────同軸ケーブル──分波器──チューナー


Ψ(`∀´)Ψケケケが以前、地デジTVの視聴環境を構築したときは、同軸ケーブルに関しては地デジ・アンテナとパラボラ・アンテナに同梱されていた20メートルの同軸ケーブルを適切な長さにカットして使った。地デジ・アンテナ──混合器、パラボラ・アンテナ──混合器間に、各2M程度にカットした同軸ケーブルを使用して、残りの16Mを混合器──ウィンドウ・スルーケーブル間の接続という感じ。(立地条件が悪く、アンテナ設置場所とTVを置いた部屋が離れていたため。人によって異なる)

同軸ケーブルは、窓から地上波・BS/CSデジタルチューナーが近ければ必要ない。(Ψ(`∀´)Ψケケケの場合は、窓からTVが非常に離れていたために5Mの同軸ケーブルを使い、分波器と接続した。これも人によって異なる)

注意事項

  • BS/CSのケーブルは使用時に通電する仕様なので、接続先を間違えないように注意が必要
  • パラボラアンテナはしっかりと空の見える場所に設置しなければならない。隣接する建物などで衛星が浮かんでいるであろう方角(角度)の空が隠れていると、当然ながら電波を受信できず、BS/CSが映らないなんてことになる。
  • パラボラアンテナの向きは東経110度(晴天時の午前11時頃に太陽が見える位置、南南東の方角)に正確に設置する。実はこれがなかなかシビアな作業で、僅かなズレでもBSは映らない。感触的には、ミリ単位の調節といったところ。なかなか映らないと、機器の故障を疑いたくなるが、大抵は設置が上手くいっていないことが多い。とにかく、忍耐と微調整が必要。
  • パラボラアンテナの設置場所と部屋が離れているときは二人で作業しないと厳しい。ひとりが角度調整、もうひとりがテレビやパソコンに張り付き、受信状況の監視という具合。もっとも、アンテナの設置場所からテレビやパソコンが見えればその限りではない。
  • 屋内用アンテナやベランダ設置の屋内外両用アンテナであれば、個人でも十二分に設置が可能。(但し、それで十分な受信ができるか否かは地域差、個人差があるので、その点は要注意。また、取り付ける人やアンテナの転落などにも要注意)
  • 複数の部屋にケーブルを配線するのであれば、この他に分配器や増幅器が必要となる。
  • 現行の地デジ対応チューナー(フーリオを除く?)を使って録画したデータはPCの構成を変更すると、視聴不可になる場合が多いwwwwwww チューナー販売メーカーのHPを別途、参照のこと。 利権団体は ( ゜Д゜)<氏ねよ!
  • 購入前には、必ず購入予定の製品の下調べ、立地条件の確認をやっておいたほうがいい。特にアンテナの屋外設置(ベランダなどに屋内外両用タイプのアンテナを設置する)を考えている場合は、ベランダ(取り付け予定部分)の手すりや骨組みの太さや間隔を確認し、製品に付属する部品と上手く合うか確認しておく。手すりが部品に合わない場合は、ホームセンターなどでアルミパイプなどを買ってきて、工夫するといい。また、同軸ケーブルは、ある程度長めのものを買い、余裕を持って使うのが吉。部屋の間取りを変更する場合にも楽!
  • アンテナ設置では、ドライバー、カッター、ニッパーなどの工具が必要になる。
  • 配線を柱や柵に這わせるとき、結束バンドなどを使うと便利。

その他

受信する電波が弱いときや分配器を使っていて電波が弱くなってしまったときは……

 

各アンテナの設置を簡単に済ませたかったり困ったりしたときは、

柵の隙間を使うタイプ 壁やベランダの上から掛けて留めるタイプ  
 

 

ちなみに屋内の配線等がゼロの状態で、現在所有しているPCのモニタを使用する場合、地デジ、BS・CSを視聴するための最低限の環境を構築するための費用は、下記のサンプル商品を使った場合、凡そ¥23.225-程度(2012春時点)

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