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【まとめ】簡単に高画質動画の作成・編集・加工・変換 2011年版【初心者用】

Edit Category 記事まとめ

以前書いた【動画】簡単に高画質動画の作成・編集・加工まとめ 初心者用【H.264】の記事から随分とソフト事情も変わってきたので改めて……。

 

記事の目的というか目標というか前提条件というか

  • 基本的にフリーソフトを使う。
  • 高画質動画の作成・編集・加工・変換環境を構築する。
  • どこかの動画投稿サイトにMP4(H.264 + AAC)で投稿する。

準備1(まずどんなソフトがあって、何に使うのか知る)

早速の手抜き……というわけではないww まあ、どんなソフトがあるのかある程度全体的なイメージを作っておいたほうがインスコ作業や動画作成作業も捗るので。

ちなみに

  • 動画加工編集ソフト:主に動画をあれこれと加工編集して出力するソフト。
  • 動画変換ソフト:主にAVI→MP4、MT2S→AVIといった動画のコンテナ変換、xvid→H.264、H.264→HuffYUVといった動画のコーデック変換をするソフト。

といった感じ。

動画加工編集ソフトは特定の形式の動画しか読み込めないことがあったり、特定の形式の動画しか出力できないことがあるので、両者を上手く使いながら一連の作業を行う。また、動画変換ソフトは加工編集済みの動画を特定の動画投稿サイトの規格に合わせるときなどにも使用する。

 

※ あと、上記リンク先の記事はブラウザの『新しいタブ』で開いて、そのまま残しておいてもらえると、以降の説明でいちいち開き直さずに済むかと。

準備2(動画の再生環境、及び、エンコード条件を整える)

  • 準備1のリンク先の記事にあるコーデックパックのひとつをインストールする。
    (各パックの内容がよくわからなかったら『K-Lite Codec Pack』の『Mega』辺りをPCに入れておけば大抵の再生環境と幾つかのエンコード条件も満たせるようになるはず。『Mega』パックのコンテンツ内容はこちら
  • 動作の軽い動画プレーヤーや真空波動研 Liteをインストールする。
    (動画プレーヤーをインスコしたら、再生フィルタに内部フィルタではなく軽快に動く外部フィルタ(ffdshow)を使うように指定する。設定方法はこちらこちら

動画プレーヤーをPCに入れて設定が終わったら、MP4やFLV、WMV、AVI、MTS、MT2Sなどの各種サンプル動画(ネット上から落としてくるでも自前のデジカメで撮影するでもして)を再生してみる。それらが問題なく再生されれば動画の再生環境はOK。

真空波動研 Liteは作成した動画が動画投稿サイトの規格を満たしているか確認するのに使う。

準備3(どんな動画を作ろうとしているのかで、どのソフトを使うか決める)

とりあえずどんな動画を作ろうとしているのか独断と偏見によって、大まかに『実写系』、『デスクトップキャプチャ系』、『紙芝居系』の三種類に分類してみた。

  • 実写系:デジカメやデジタルビデオカメラで撮影した映像や写真を素材にして動画を作る。
  • デスクトップキャプチャ系:デスクトップキャプチャソフトで撮影した動画や画像を素材にして動画を作る。(ゲーム画面を含む)
  • 紙芝居系:作成した画像を素材にして紙芝居やアニメーションのような動画を作る。

それぞれの系統によって必要になってくるソフトは違うし、各ソフトには長所と短所、得意と不得意があるので、基本的には必要なソフトを選別しながらPCにインストールする。

ちなみにわかりやすさを強調するために系統で分けてしまったけれども、実写系+デスクトップキャプチャ系の動画もあるし、実写系+紙芝居系の動画などもある。

例えば、車載動画や旅行動画などで、デジカメで写真や動画を撮影し、デスクトップキャプチャソフトでGoogle Earthで実際に移動した道のりを地図上で追尾させてそれを動画として記録し、双方を一本の動画として加工編集するといった感じ。

 

そうしたことを踏まえて上で、以下は必要最低限のソフトの個人的なおすすめ

  • 実写系:AviUtl、VirtualDub、Mediacoder、Avidemux、Windows Movie Maker、Windows Media プロファイルエディタ、おてがる画像変換、Picasa、Gimp、Paint.net
  • デスクトップキャプチャ系:Bandicam、Camstudio、アマレココ、Winshot、AviUtl、Mediacoder、Windows Movie Maker、Windows Media プロファイルエディタ、おてがる画像変換、Picasa、Gimp、Paint.net
  • 紙芝居系:Inkscape、Gimp、Paint.net、AviUtl、おてがる画像変換、Picasa

※ これらの他に音声加工編集ソフトや素材は必要に応じて用いる。
※ 全て【まとめ】動画の加工編集や変換に役立つフリーソフト(暫定)【一覧】に載っているソフト。
※ 各系統にある幾つかのソフトはどれかをひとつというのではなく、各系統でとりあえず一通りのソフトをインストールするという意味。

ちなみに各系統に類似した特徴を持つソフト名があるのは、例えばWindows Movie Makerを使って動画の加工編集を行っても、Windows Movie Makerは『WMV』というフォーマットで動画を書き出すので、動画投稿サイトに『MP4(H.264 + AAC)』で投稿しようと思ったら、AviUtlやAvidemux、MediacoderといったソフトでMP4(H.264 + AAC)に変換しなければならないから。

また、Windows Movie Makerでは不可能な特殊効果(部分モザイクや手ぶれ補正など)を動画に施そうと思ったら、部分モザイクはAviUtl(拡張編集プラグイン)、手ぶれ補正はVirtualDub(Deshakerプラグイン)を使って効果を施す必要が出てくるから。

その他にもフリーソフトはバグ等で、バージョンによっては不具合を生じて目的の処理ができないこともあるので、その回避手段として。こうしたことがあるために多少の無駄は覚悟して、広範囲をカバーできるようなソフトを挙げたつもり。

 

一応、実写、デスクトップキャプチャ、紙芝居と系統を分けたけれども、どのソフトも動画の処理をするならばPCにインストールしておいて損はないはずなので、インストールの時間とHDDの容量が許すならば【まとめ】動画の加工編集や変換に役立つフリーソフト(暫定)【一覧】に載っているソフトは、全て(コーデックパックの複数導入は無用だけど)インストールしてもらってもOK

OSがWindows7のときは、Windows Movie Makerの代わりにWindows Live Movie Makerを入れる。また、その場合はWindows Media プロファイルエディタのインストールは必要なし。

準備4 (各ソフトのインストール)

とりあえずプラグインを導入してこそのソフトとそれ以外で分けた。

個々人で必要なプラグインには差があるし、数も膨大になるので、ここで列挙するのは無理。ごめんちゃいm( __ __ )m

 

そして、長かったソフト関係の準備はここでおしまい。

インストールするソフトが多いので、ゼロから環境を構築しようとすると、結構時間が掛かると思う。ソフトのインストール後は、動画加工編集用としてショートカットなどをフォルダに入れたりランチャーソフトなどでひとまとめにしておいたりすると便利。

素材の用意

ソフトのインストールが終わったら、今度は動画作成の元となる素材が必要になる。

用意する素材は必要に応じて、

  • デジカメやデジタルビデオカメラで撮影した写真や動画。
  • デスクトップキャプチャソフトで撮影したデスクトップの画像や動画。
    (ゲーム画面も含む)
  • GimpやInkscape、Paint.netで作成した画像やロゴ。
  • 音声や効果音。
  • 字幕合成用のテキストファイル。
  • その他、ネット上からダウンロードしてきた素材。
    (著作権がフリーのものや権利者を明記すれば使えるものなど)

といったものになる。

ちなみに素材を作ったり集めたりする前に、動画作成にある程度の見通し(どこでどんな画像や動画を使い、どんな音を入れて演出するのか)を立てておいたほうがスムーズに作業が進む

もっとも、ソフトに慣れてどんな効果や処理ができるのかわかるまではそうもいかないと思うので、まず最初は短時間の動画や他の素材を使って色々と試し、ソフトや動画作成に慣れることが大切かも……。

 

また、素材収集時の注意点は兎に角、素材となるオリジナルの画像や動画は良質のもの(高画質で綺麗なもの)がいいということも踏まえておくべき。素材を揃えたら動画の作成が始まるが、素材が悪かったらどんなに頑張っても高画質の綺麗な動画は作れない。

(逆は設定値ひとつで簡単に作れるんだけど……)

だから、写真や動画を撮るにしても、GimpやInkscapeで画像を作成するにしても、オリジナルは出来る限り良質のものを確保するように努める。動画でいえば、手ぶれの少ない動画、フォーカスの合った動画、ノイズの少ない動画、露出の適正な動画……などなど。

それから、素材のサイズは出力予定のサイズよりもある程度、大きめであるほうがいい。特にメインとなる動画や背景となる画像は1280x720で出力予定ならば1920x1080の動画や1280x720以上の画像サイズの画像を、512x384で出力予定ならば640x480以上の動画や画像をといった感じ。もちろん、ロゴやそこまでのサイズを必要としないサブの動画や画像はその限りではない。

 

紙芝居系の動画を作ろうとしているならば、この素材の用意が動画の加工編集作業とともに重要になってくる。動画に使用する直接的な画像の作成だけではなく、AviUtlなどで特殊効果を使うための素材として。そのあたりの解説は『さつき - ニコニコ大百科』の『動画ファイル』以降に詳しく書かれているので参考にしてもらいたい。

それから、こうした作業は主に画像ソフトの領域となるので、別途ネット上で検索をかけてももらいたい。検索語句としては『各ソフト名 使い方』や『各ソフト名 Tips』、『各ソフト名、特殊効果名』といった感じ。

ちなみに『銃夢LastOrderができるまで』も使っているのが市販ソフトという違いはあれども、背景や効果といった素材の作成法として参考になる。

字幕合成用のテキストファイルは【Avidemux】字幕の入れ方【Tips】の『srtファイルの作成』や『srtファイルの保存』を参考に。

 

ちなみに完全に余談だけど、動画作成を始めて自分で動画の演出を考えるようになると、いかにTVが作為的か実感できるようになるww というか作為的ではない動画なんて存在しないことに気づく。特にノンフィクションはノンフィクションという名のフィクションだろwwとかマジで思うようになる。切り貼り乙とか……笑。

素材が揃ったら……

動画作成に必要な素材が揃ったら、HDDの任意の場所に作業用(プロフェクト用)のフォルダを作り、そこに揃えた素材をオリジナルとは別にコピーする。

オリジナルの素材は万が一の時のための保存用なので、作業中は使用しない。というか、各ソフトで加工編集中に誤ってオリジナルの素材を上書き保存とかしてしまうと、取り返しがつかない。(´;ω;`)ブワッ

基本的に動画作成に関わるファイルはこの作業用のフォルダに保存するようにする。色々なフォルダに保存先がわかれてしまうと面倒臭い。もし、フォルダを分けて保存したかったら作業フォルダ内に新たな保存先を作る。

素材の下拵え

作業フォルダ内にひとまとめにした素材を動画作成に適した状態にする。

  • 写真や画像ならば『おてがる画像変換』を使っての映像(画像)サイズのリサイズ。あるいは、『Gimp』を使っての補正や加工、『Paint.net』での注釈や図形挿入など。
  • 動画や音声ならば『Avidemux』や『Mediacoder』を用いてのコンテナ変換やコーデック変換など。
  • 撮影した動画の手振れが余りに酷かったら『VirtualDub + Deshaker』で手振れ補正を行うなど。

PCに掛かる負荷やソフトの仕様、目的に合わせて必要な処理を行う。

基本的に大きすぎる映像(画像)だったり高ビットレートすぎたり高圧縮すぎたりする素材は、動画作成時の負荷が高い。ただ小さすぎたり低ビットレートすぎたりすると、素材の品質が悪くなるので注意が必要。また、低圧縮すぎるとHDDの容量を喰ってしまう。

もちろん、そうした処理が必要ない素材であれば、これらの処理をする必要はない。

動画作成の流れ

素材の下拵えが終わったら、素材を動画加工編集ソフトで読み込み、加工や編集、特殊効果を掛けて出力するというのが基本の流れ

ただ、どんな動画を作るかによって、どこでどのソフトを使い、どんな処理をするのかがかなり異なってくる。また結果は一緒でも経過が異なることも多々ある。動画作成の中心にくるソフトは『動画加工編集ソフト』で、列挙した中ではAviUtlやWindows Movie Makerがそれに当たる。

その他のソフトは前段階の下拵え、動画加工編集ソフトでの読み込みのための準備や動画投稿サイトの規格に動画を最終調整するために使われる。兎に角、まずは動画の作成がどんなものか肌で感じたいというのであれば、サンプル動画でもネット上からダウンロードしてきて、直感的な操作で動画が作れるWindows Movie Makerで加工編集してみるといい。

それで動画の作成に慣れてくると、

  • もっと高画質に。→ Windows Media プロファイルエディタで作成したプロファイルで動画を書き出す。
  • もっと様々な加工や編集、補正を。→ AviUtl + プラグインを使う。
  • 動画の手ぶれを補正したい。→ VirtualDub + Deshakerを使う。

といった感じに他のソフトを必然的に必要とするようになる。

GimpやInkscape、Paint.netの使用も同様。より凝った動画を作ろうと思ったら様々なプラグインを必要とするようになるだろうし、紙芝居系の動画作成以外でも必然的に使うようになる。実写系やデスクトップキャプチャ系もオープニング部分やエンディング部分のロゴや効果の作成などでGimpやInkscapeを使うようになる。

動画作成例

一番簡単で単純な動画の作成方法は、

  1. 素材の動画ファイルをそのままMediacoderやAvidemuxで読み込む。
  2. 動画投稿サイトの規格に合わせてMediacoderやAvidemuxの各項目を設定する。
    (設定項目は映像と音声のコーデック、コンテナのフォーマット、フレームレート、画像サイズを動画投稿サイトの規格に合わせる)
  3. 設定が終わったらエンコードを開始する。
  4. エンコードされたファイルを真空波動研 Liteに読み込ませて、動画投稿サイトの規格内であればエンコードは成功。

といったもの。動画の加工編集の必要がない場合はこれだけでいい。

ちなみにこの手の単純な出力は、初めて使う動画加工編集ソフトや動画変換ソフトの設定確認時に数十秒から一分程度の動画ファイルを使ってよく行う。また、動画加工編集ソフトのプラグインやフィルタ効果の確認作業でも短時間の動画を使って行うことがある。

 

 

一般的な動画の作成方法は、

  1. 下拵えの終わった素材の動画ファイルや音声ファイル、画像ファイルをAviUtlやWindows Movie Makerで読み込む。
  2. 動画や音声ファイルの不要な部分をカットして、素材の画像ファイルなどを間に挿入し、切り替え効果や字幕などを入れて必要な部分だけを書き出す。
  3. AviUtlならば、プラグイン出力から動画投稿サイトに投稿できる状態の動画ファイルが作成される。Windows Movie Makerならば、Windows Media プロファイルエディタで作成した高画質用のプロファイルで書き出しを行い、書き出された動画ファイルをMediacoder等の動画変換ソフトを使って動画投稿サイトの規格に合わせて変換する。
  4. エンコードされたファイルを真空波動研 Liteに読み込ませて、動画投稿サイトの規格内であればエンコードは成功。

といったもの。また、この方法で写真を並べて切り替え効果を付加し、音声ファイルを追加して出力してやれば簡単なスライドショー動画になる。(旅行やソフト解説の動画など)

ちなみにAviUtlを使えば、動画投稿サイトに投稿できる最終的な状態に持っていくまで一回のエンコード作業で終わるが、Windows Movie Makerを使った場合はWindows Movie Makerで一回、Mediacoder等の動画変換ソフトで一回、つまり計二回のエンコード作業が必要になる。

どちらを選ぶかは各ソフトの持つフィルタや切り替えの効果だったり加工編集作業に掛かる時間だったり、状況に合わせて行う。

特にAviUtlは多彩ではあるが、その分、加工編集方法は直感的というよりは数値の入力作業が多く、多彩な効果や処理をしようとすると、多くの作業が必要になり、それだけ作業時間も要する。結果、二度のエンコード作業があってもWindows Movie Maker + Mediacoderの組み合わせのほうが遥かに短時間で処理が済むこともある。

 

 

MTSやMT2Sといった動画ファイルを使った動画作成は、

  1. 素材の動画ファイルや音声ファイル、画像ファイルをAviUtlやWindows Movie Makerで読み込む。
  2. 読み込めないときは、MediacoderやAvidemuxなどでコンテナ変換やコーデック変換を行って、動画加工編集ソフトでファイルが読み込める状態にする。
    (コンテナをAVIに変換したり、コーデックを無圧縮や可逆圧縮、xvidにしたり)
  3. ファイルが読み込めたら、動画や音声ファイルの不要な部分をカットして、素材の画像ファイルなどを間に挿入し、切り替え効果や字幕などを入れて必要な部分だけを書き出す。
  4. AviUtlならば、プラグイン出力から動画投稿サイトに投稿できる状態の動画ファイルが作成される。Windows Movie Makerならば、Windows Media プロファイルエディタで作成した高画質用のプロファイルで書き出しを行い、書き出された動画ファイルをMediacoder等の動画変換ソフトを使って動画投稿サイトの規格に合わせて変換する。
  5. エンコードされたファイルを真空波動研 Liteに読み込ませて、動画投稿サイトの規格内であればエンコードは成功。

といったもの。基本的には一般的な動画の作成方法と変わらない。

ただし、コンテナ変換とコーデック変換では、変換するものが違うので変換時間に大きな差が出る。コンテナ変換が喩えるならば弁当のパッケージの変更だとすると、コーデック変換は弁当の料理を作り直すことで、これは非常に時間が掛かる。

動画加工編集ソフトにただ動画を読み込ませたいだけであるならばコンテナ変換を、加工編集する動画の劣化を防ぎたいとき(無圧縮や可逆圧縮のコーデックに)や動画加工編集時の負荷を軽減したいならばコーデック変換(低圧縮のコーデックの使用や低ビットレート化)を、と使い分けが必要。

 

 

ちなみに各系統での動画作成の流れの一例を挙げると、

  • 実写系:デジカメで動画や写真の撮影。音声ファイルの用意 → PicasaでデジカメのデータをPCに取り込み、管理 → 作業フォルダに必要なデータをコピー → Gimp、Paint.netで写真の補正や加工 → MediacoderやAvidemuxでコンテナやコーデックの変換、おてがる画像変換で写真のリサイズ → VirtualDubのDeshakerで動画の手振れ補正 → AviUtlやWindows Movie Makerでの加工編集 → 動画の出力1(AviUtlはそのままでOK。ここでおしまい。) → 動画の出力2(Windows Movie MakerはWindows Mediaプロファイルエディタで作成した高画質用のプロファイルで出力する。動画はWMVで出力されるので、Mediacoderなどに読み込ませ、MP4(H.264 + AAC)に変換する)
  • デスクトップキャプチャ系:BandicamやCamstudio、アマレココ、Winshotでデスクトップを撮影。音声ファイルを用意 → Picasaで画像や動画の管理 → 作業フォルダに必要なデータをコピー → Gimp、Paint.netで画像の補正や加工 → MediacoderやAvidemuxでコンテナやコーデックの変換、おてがる画像変換で画像のリサイズ → AviUtlやWindows Movie Makerでの加工編集 → 動画の出力1(AviUtlはそのままでOK。ここでおしまい) → 動画の出力2(Windows Movie MakerはWindows Mediaプロファイルエディタで作成した高画質用のプロファイルで出力。動画はWMVで出力されるので、MediacoderなどでMP4(H.264 + AAC)に変換する)
  • 紙芝居系:InkscapeやGimp、Paint.netで画像を作成。音声ファイルを用意 → Picasaで画像の管理 → 作業フォルダに必要なデータをコピー → おてがる画像変換で画像のリサイズ → AviUtlで加工編集 → 動画の出力

といった感じ。

もちろん、作る動画によっては不要の工程も多々あるし、逆に一例では挙げなかった工程も必要に応じて出てくるので、その辺は柔軟に。

ただ、この流れの中で中核となる作業はやはり撮影や素材の作成、動画の加工編集といった部分で、時間がかかるのは撮影や素材作成、動画の加工編集の他に、エンコード作業が該当する。

動画の加工編集作業

動画作成のメイン作業。

基本的には必要な部分に必要な処理を施して一本の動画に仕立てる。『使用ソフト名 使い方』や『使用ソフト名 Tips』等で検索すると、幸せになれるかもしれない。

ちなみにこの作業で、シーンチェンジ(フェードのインアウトのような様々な切り替え効果)や特殊効果(色調補正、シャープやぼかし、部分的なモザイク等)を施す。その他にも素材の複雑な移動や複数の素材の並列表示、カメラやオブジェクトの制御やスクリプト制御といった機能によって動画を作る。

ただし、上記の機能の多くはAviUtlのもので、Windows Movie Makerにはないものが多い。そういう意味ではAviUtlは各設定が難しいが、実写系の動画の加工編集から紙芝居系のアニメーションまで使いこなせればかなりのことができる。

動画の高画質での出力

高画質の動画を作る全体的なポイントは、

  • 動画作成の各工程で随時、可能な限り高品質な素材を使う。また、メインとなる動画や画像の映像サイズは最終的な出力時のそれよりも大きめのものを用いる。
  • 動画作成の各工程での動画の出力時は可能な限りエンコードでの劣化を防ぐ。
    (各工程で随時、適切な設定を用い、無圧縮や可逆圧縮可能なコーデックの使用、あるいは可能な限り高ビットレートの動画の出力を心がける)

ということ。

その他にもソフト面で言えば、

  • Windows Movie MakerならばWindows Media プロファイルエディタで作成した高画質用のプロファイルを使って動画を書き出す。
  • VirtualDubのDeshakerで手振れ補正を掛けるときは、高品質を目指すならばResizeフィルタは使わずに、無圧縮や可逆圧縮のコーデックで書き出す。
  • 動画変換ソフト使用時(最終的な出力を除く)はコンテナ変換を選択するか、無圧縮や可逆圧縮可能なコーデックの使用、あるいは可能な限り高ビットレートの動画の出力を心がける。

といったところ。

もっとも、こうした感じで最高品質を求めすぎると、PCに掛かる負荷や作業時間が増大するので、その辺の兼ね合いというか折り合いも大切になってくる。

出力設定のサンプル値

動画投稿サイトに動画を投稿する前段階では、動画投稿サイトの規格上限を目安に設定する。

それ以外のときはPCの負荷やエンコード時間との兼ね合いもあるが、PCの負荷やエンコード時間を考慮しないのであれば出来る限り高ビットレート、高品質を目指して各エンコーダの値を設定する。

基本的な設定項目さえ覚えてしまえば、あとは動画投稿サイトの規格に合わせてビットレートやフレームレート等の数値を変えてやるだけで、それほど難しくない。最初はWikiなどを見て設定し、動画サイトごとにプリセットとして保存しておくと、いちいち設定しなくて済むので楽。

 

下の画像はそれらの一例。

Windows Media プロファイルエディタ  
20110506195525 20110506195500
管理者権限で起動させないと、保存ができないかもしれない。ちなみに画像は28Mbpsに設定してみたところ。 Windows Movie Makerで動画を書き出すときは、このプロファイルを指定すると1920*1080 28Mbps 60pのWMVが出力される。
Mediacoder  
20110506195907 20110506195943
20110506200055 とりあえずMediacoderを使用する上で、最低限設定しなければならないビデオ、オーディオ、画像の重要な三箇所の画像。

設定値はソフトを使っていても調べないとわかることはない。ただソフトの違いはあっても、エンコーダは同一ということは多々あるので、暇なときに各設定値の名称で検索をかけてみるといいかもしれない。
AviUtl - x264出力(GUI)Ex  
20110506200658 20110506200807
20110506200735 AviUtlのx264出力(GUI)Exの少し設定を弄った部分の画像。

Mediacoder同様にx264がエンコーダ。ただGUIが違うために設定できる項目が違っている。
Xvid Codec  
20110506201232 20110506201257
20110506201342 20110506201411
Xvidの設定画面。x264に比べると圧縮率は低いが、その分エンコードの負荷は軽いし、処理も早い。

出力される動画もそれなりに綺麗なので、使い勝手がいい。
これはTwopassの設定なので、1st passのエンコードが終わったら、再度この設定画面に入って、2nd passを指定する。その後、もう一度、使用ソフトの保存(上書き)をクリックして、二回目のエンコードを行うと最終的なエンコードが完了する。

 

各ソフトの細かい設定値は各ソフトのWikiや動画投稿サイトのWikiに大抵、明示されているのでそれを参考にするといい。また、動画投稿サイトの規格は回線の増強やサーバの更新によって時折変更されるので、念の為に動画投稿サイトで投稿の仕様を確認すること。

 

とりあえず設定の参考になりそうなリンクを……

 

注意点

最後に注意点を幾つか挙げてみる。

まず動画投稿サイトの規格に合わない動画を作ってそれをアップロードしてしまうと、動画投稿サイト側で再エンコされ、折角の動画の質が落ちてしまうことが多い。動画を作るときは、慣れるまで10~20Kbps程度の余裕を持って映像や音楽のビットレートを設定した方がいい。

仮に動画投稿サイトの投稿できる動画の規格の上限が1000Kbpsならば、映像のビットレート+音楽のビットレートを足した数値が980~990Kbpsを超えないようにする。

 

次に動画に使用する素材の著作権に気をつける。これに違反すると、投稿した動画の削除だけではなくアカウントまで削除されてしまう可能性がある。ネット上に公開されている素材で使用条件が明記されている場合はそれに従う。

 

最後に、動画の内容にも注意を払う必要がある。動画投稿サイトに動画を投稿すれば不特定多数の人間がそれを視聴する。顔や自宅の住所など個人情報は余り出さないほうがいい。他人が動画に映っているときには、特に注意が必要。

また、他人様の迷惑を顧みないDQN的な内容の動画は止すべき。ミ●シーで無自覚な犯罪を吐露したり誇ったりして炎上する事例があるが、あれと同じことになりかねない。馬鹿をやるときは自己の責任の範囲内で、公序良俗に反しないように細心の注意を払う。

 

 

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連絡:配布中のAviUtl用のZIPファイルがDLできない件
どうもzipを置いていたサイトを単なるファイル置き場にしてしまったのが悪かったようで、直接ブログからダウンロードできなくなってしまったようです。 ファイルを保存していた『ultramarinepig.web.fc2.com』の

++ トップページ(リンク) ++

に各DLLへのリンクを貼ったリストを作りましたので、ブログのDLの項目からダウンロードできない場合はそちらからダウンロードしてください。

ファイル名はブログのDLリンクに表示されるものと同じですので、それを選択してもらえれば……お手数ですが、よろしくお願いします。m(_ _)m
 
注意事項

紹介されているフリーソフト、スクリプトをインストールするときは、フリーソフトの説明および注意事項を熟読し、自己責任においてご利用下さい。



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