【Core i7 4770K & 3770K】CPUの『殻割り』に使うグリスの候補【殻割り】

いい加減にPCの新調をしたいのでちょっと調べてみた。今、一番売れ筋のCPU(価格.comで)が Intel の Core i7-3770K。現在の価格は¥27,751~35,045-程度。この3770Kは、処理性能はSandy Bridgeとそう変わらないけれど、Sandy Bridge(Core i7-2700kなど)よりもQSVが多少強くなっている。

つまり既にSandy Bridgeを使っている人は敢えて変えるほどのことはないけれど、それ以前のものを使っている人はそれなりに処理速度向上が見込めるようだ。



ただ、このIvy Bridgeは構造というか標準で使用されているグリスの性能が悪いためにそのままではCPUの潜在能力を十全に発揮できない仕様になっているらしい。その辺りは発売時に非常に残念だ、と話題になっていた通りだった。そのため、このCPUの性能をいかんなく発揮させようというOC派の人たちの間では、『殻割り』と呼ばれる作業が行われているというのが現状のようで、

その『殻割り』をした後に改めて塗るグリス(熱伝導率の高いもの)が幾つかあって、その候補としてよく上がっているのが以下のものだった。

 

選択肢となるグリス類

※ 本来はCPUとCPUクーラーの間に塗るべきもの。殻割りでは、CPUのコアとヒートスプレッダの間に塗る。

 

一般的な市販のグリス。多少効果あり。熱伝導率:8.5W/mK。CPU付属のサーマルグリスよりはいい。

 

それなりの効果が見込める。ただし、少し変わり種のもの。※ アルミ侵蝕注意。効果は望めるが、アルミ製のCPUクーラーはダメ。

 

結構変わり種のもの。

※ 熱で溶けるタイプ。CPUに負荷をかけて金属パッドを58度以上にして溶かす必要あり。また、溶けたものがCPUソケット内に流れ込まないように注意する必要もあり。効果は高いが、使い方が難しい商品。

 

金属パッドの類似品? 溶けない? あまりネット上に記事がないので、上手くいくかはわからないが、上の金属パッドよりも安全に使えそうなので、もしも殻割りをするならばこれだろうか。

 

リスクとリターン

殻割りの選択肢としてはこんな感じ。CPUの殻割り自体は薄いカッターなどで、慎重にヒートスプレッダを剥がすことになる。そして、ヒートスプレッダを剥がすことに成功したら、使用されている熱伝導率の悪いグリスを落とし、上記の候補類のどれかを使用して、再度ヒートスプレッダを固定する。

しかし、『殻割り』に失敗すると、CPUがダメになってしまう。その点の注意は必要で、その成否は自己責任となる。ちなみにこの『殻割り』に成功すると、CPUの温度がかなり下がる。(実際の数値は、殻割りを検証しているリンク先の記事参照のこと)

この『殻割り』をする価値があるか否かはOCしないで我慢できるか否か、といったところだと思う。PCを使って動画の加工編集のようにCPUに負荷の掛かる処理をするのであれば、『殻割り』の恩恵は確実にあるはずだが、ただネットをしたりメールをしたりするだけの人が、手間が掛かり、リスクもある『殻割り』をするのは微妙なところだと思う。

(まあ、うまく行けばCPUの温度が下がるし、CPUクーラーも高性能なものを別途購入する必要がなくなるのだけど……)

 

あと、リスク低減のために侵食性のあるLiquid Proは、非伝導性のグリスなどで周囲に堤防を築いたほうがいいらしい。また、ヒートスプレッダやクーラー(ダイは磨いてはダメ!)を付属のヤスリで磨くことも必要らしい。(クーラー側だけでいいらしい)

このあと、このショップ独自の改造CPUが継続されて販売されているのか気になるところ。一週間ほどの保証がつくらしいが、慣れない作業をしてCPUを壊すぐらいならば、これを……というのも選択肢のひとつになる。

まあ、値段次第(CPU+グリスの値段とかけ離れていたらダメ)なんだけど。

改良された新ステップの登場は?

噂はあるらしい。ただ、所詮は噂で公式の発表はないらしい。というか、ネット上の記事やコメを見る限り大半は否定的に見ている印象を持った。

理由はこのCPUが発表された公式スペックを満たしているからで、わざわざ工程を見直すだろうか、と誰もが考えている様子。なので、これはこのままだと見做して、省電力版の登場を待ち望むユーザーもいた。

PCの新調をそろそろ考えているけど、殻割りしないでも温度が下がるような処理のされた新ステップは何時になったら出るのか、はたまた出ないのか個人的にも、はっきりしてもらいたいところだけど、まあ、公式の発表がない以上、ないものだと考えるべき……なんだろうな、といった感じ。

今のところ、他の製品の発売は延期状態らしい。CPUの選択肢としてはやはり現状では3770Kの一択か?

 

 


追記:グリスを伸ばしたり、落としたりするためのもの。



グリスを伸ばすためのヘラ。



グリスを落とすための薬剤。殻割りしても既にグリスが付いているので、それを落とすのに使う。



こちらもグリスを落とすための薬剤。Amazonのレビューによると、高濃度すぎるので一般的には薄めて使うものらしい。

追記2:4770Kの殻割り

基本的には3770Kとやり方は同じ。ただHaswellはダイの近辺にチップ部品があるので、リキプロを使うときなどはこちらの人のように絶縁性のあるコーティング剤で保護してやる必要がありそう。



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1 Comments

Ψ(`∀´)Ψケケケ  

4770Kも3770Kと同じ方法で殻割り可

4770Kもグリスが使用されているようなので、3770Kと同じ方法で殻割りしてグリスを熱伝導率のいいものに交換してやると、高負荷時の加熱を抑えられる。

2013/06/06 (Thu) 17:28 | REPLY |   

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