【AviUtl】テキストオブジェクトのわかりにくいところを解説してみる【拡張編集】

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テキストオブジェクトのわかりにくそうな部分を解説してみる。

主な解説は青文字の1~6の部分。他は特に解説しなくてもわかりそうなので。ちなみに青文字の1は表示速度、2は各種項目、3はフォント、4はテキストの影や輪郭、5はテキストの基点位置(最近、縦書きも追加されたよ!)、6はテキストの字間や行間。

 

準備

  1. AviUtl + 拡張編集プラグインが使える状態であること。
  2. 拡張編集プラグイン上で動画の編集作業を行なっていること。

AviUtl + 拡張編集 + MP4(H.264 + AAC)+ 追加アニメーション効果といった使用環境の構築については

を参照のこと。ちなみにMP4出力については、x264ExGuiでの出力となる。

解説

テキストオブジェクトのXYZや拡大率、透明度、回転、サイズについては特に難しくもないし、わかりやすいことなのでここでは解説を省く。ここでは青文字のナンバー順に解説をしていく。

テキストオブジェクトの『表示速度』について

初期設定値は「0」。この状態だと、入力したテキストは最初から全て表示されている。

では、これを「0.1」にするとどうなるのか。答えは、作成したプロジェクトファイルが30fpsである場合、まず1文字目が最初から表示されていて、次に300フレーム経つと2文字目が表示されるようになる。以下、300フレーム毎に3文字目以降が表示される。作成したプロジェクトファイルが60fpsである場合、600フレーム毎に次の文字が表示される。これを時間単位に直すと、10秒毎に一文字表示するということになる。

ちなみに表示速度を「1」にした場合は、作成したプロジェクトファイルが30fpsである場合、まず1文字目が最初から表示されていて、次に30フレーム経つと2文字目が表示されるようになる。作成したプロジェクトファイルが60fpsである場合、60フレーム毎に次の文字が表示される。これを時間単位に直すと、1秒毎に一文字表示するということになる。

表示速度を「10」にした場合は、作成したプロジェクトファイルが30fpsである場合、まず1文字目が最初から表示されていて、次に3フレーム経つと2文字目が表示されるようになる。作成したプロジェクトファイルが60fpsである場合、6フレーム毎に次の文字が表示される。これを時間単位に直すと、0.1秒毎に一文字表示するということになる。

以下、数値を大きすればするだけ、最初の1文字を除く次の文字の表示までの時間が早くなる。

 

わかりやすくまとめると、表示速度の値が

  • 「0」のとき:最初から全て表示。
  • 「0.1」のとき:10秒毎に1文字表示。
  • 「1」のとき:1秒毎に1文字表示。
  • 「10」のとき:0.1秒毎に1文字表示。
  • ……

式にすると、文字の表示時間=1/表示速度ということ。つまり0を除き、表示速度の数値に比例して表示速度は速くなり、表示速度の数値に反比例して表示までの時間は短くなるということ。

テキストオブジェクトの合成モードについて

基本的には、動画や画像、図形などと使用方法は同じ。標準は兎も角、他のモードは他のレイヤーにあるオブジェクトと重ね合わせて使用する。図形オブジェクトや画像オブジェクトと重ね合わせてもいいし、テキストオブジェクトをコピーしたり直前オブジェクトを使用したりして重ね合わせてもいい。

上手く使うことができれば、テキストオブジェクト単体では表現できない装飾や演出が可能になる。ただし、ノイズやグラデーション同様に応用範囲が広大(透明度や各色、合成モードの種類など)で、望んだ設定値を見つけ出すのが大変なのが難点。

テキストオブジェクトの自動スクロールについて

チェックを入れると、入力されたテキストが自動的にスクロールする。入力されたテキストが一行のときは横スクロール、二行以上のときは縦スクロールする。一行でも縦スクロールさせたいときは、改行を単体で入力してやると縦スクロールする。

また、どれほど長いテキストでも改行さえ含まなければ、一行としてみなされ、横スクロールさせることができる。

 

横スクロールのサンプル

『ああああ(改行なし)』
ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ(改行なし)』

縦スクロールのサンプル

『あああああ(改行)
 いいいいい(改行)
 うううううううううう』
『あああああ(改行)』

テキストオブジェクトの個別オブジェクトについて

個別オブジェクトのチェックの有無は、入力されたテキストを全体として一個として扱うか、それぞれの文字毎に一個として扱うかのチェック。この有無はテキストオブジェクトの装飾や演出に大きな影響を与える。

例えば、『あああああ』というテキストを入力したときに個別オブジェクトのチェックが入っていなければ、『あああああ』をひとつとして扱う。逆にチェックが入っていれば、『あ』『あ』『あ』『あ』『あ』(それぞれを個別のもの)として扱う。

これはテキストオブジェクトの『回転』の数値を変更してみたり、効果フィルタやアニメーション効果を追加してみたりすれば、その違いが明らかになる。

個別オブジェクトのチェック無し 個別オブジェクトのチェック有り
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(上のキャプチャはどちらも回転を45度にしたもの。設定値の違いは個別オブジェクトのチェックの有無のみ)

個別オブジェクトのチェックが無いものは、設定値の変更が『入力されたテキスト全体』に掛かっている。一方、個別チェックの有るものは、設定値の変更が『入力されたテキストの文字毎』に掛かっている。

 

個別オブジェクトのチェック無し 個別オブジェクトのチェック有り
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(アニメーション効果の『震える』をテキストオブジェクトに追加したところ。設定値は個別オブジェクトのチェックの有無以外は同じ)

テキストオブジェクトのオブジェクトの長さを自動調節について

テキストオブジェクトの『表示速度』の数値と『入力した文字数』に応じて、テキストの長さを自動調節してくれる。結構便利だけど、あくまでも自動調節なので自分の望んだ演出になるとは限らない。

ちなみに表示速度が「0」のときはチェックを入れても自動調節はされない。つまり表示速度が「0.1」以上のとき限定の項目。

テキストオブジェクトのフォントについて

PCにインストールされている各種フォントが表示されている。このフォントを変更することで、表示されるテキスト文字の外見が変わる。

Arial Black S2Gメモ
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(テキストオブジェクトの設定値は一緒。使用フォントのみ変更)

ちなみに様々なフォントを使用したければ、自分で新たなフォントをPCにインストールする必要がある。

フリーフォントはネットで検索すれば国内外のものが沢山出てくる。インストール方法は主にDLしてきたファイルを解凍した後に現れるxxxx.ttfというファイルを右クリックして、コンテキストメニュー上に現れるインストールを選択してやるだけ。

注意点としては、フリーフォントにも利用上の規約があり、フォント毎に違っていること。

 

 

勿論、有償のフォント集のようなものを購入して使用してもいい。その場合、多少のお金は掛かるが、クオリティの高さや利用に関して心配がなくなるし、検索の手間も省ける。

 

テキストオブジェクトの標準文字、影付き文字、縁取り文字について

特に難しいことはない。ただ、影付き文字や縁取り文字という単語による先入観について書きたかっただけ。

何が言いたいかというと、影付き文字にフィルタ効果の『シャドー』を追加してもいいし、縁取り文字にフィルタ効果の『縁取り』を追加してもいいのだということ。組み合わせは無限大!!!

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『縁取り文字』にフィルタ効果の『縁取り』(上位)と『シャドー』(下位)を追加したところ。

テキストオブジェクトの基点位置(寄せ)、また、横書きか縦書きか

左寄せか中央揃えか右寄せか。そして、それぞれ上段か中段か下段か。また、最近の拡張編集プラグインの更新で縦書きのそれぞれの寄せや位置も追加されているので、和風?(教科書や小説のように右上から順に文字を表示させる)表現も簡単になった。

個別オブジェクトのチェック無し 個別オブジェクトのチェック有り
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(縦書きの中央寄せ、中央揃え)

テキストオブジェクトの字間と行間について

字間とは、文字と文字の間隔幅のこと。行間とは、行と行の間隔幅のこと。使用フォントや演出毎に設定したいもの。見栄えが結構変わるので、よく使うフォントやサイズと一緒に指定しておき、エイリアスとして保存しておくと、次からのテキストオブジェクトの使用時に時間短縮できる。

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