【AviUtl】風揺れTの簡単な使い方【拡張編集】
風揺れTはティム氏製作のアニメーション効果。その効果は文字通り、オブジェクトが風に揺れている様子を再現するもの。髪の毛に使用して髪の毛がサラサラと動かしたり、草などに使用して風に揺れる草原を再現してみたりと、表現の幅がかなり広がる素晴らしいスクリプト。
ちなみに上の画像は、左が風揺れTの効果が掛かったもので、右が効果が掛かっていないもの。それぞれの中央にある長方形の曲がり具合がその効果のほどを表しているので参考に。
準備
上記リンク先のリンク先(笑)からZipファイルをDLしてきて解凍したら、AviUtlのScriptフォルダに必要ファイルをコピペする。
各項目の解説
- 揺れ角:風に揺れる角度の調整。
- 揺れ周期:揺れの速さを調整。値が大きくなればなるほどゆっくりと揺れる。
- 揺れズレ:値が小さいとズレがなくなり、値が大きいとズレが増える。値が小さいと、『~』、値が大きいと『~~~』。(←括弧内を一つのオブジェクトとして考える。曲がり具合)
- センター:揺れの基準となる位置の調整。
『設定』
- 分割:値を大きくすると、細かく描画。揺れ角やセンターの値によって、この値を変えてやると、綺麗に風揺れが描画される……はず。
- 上固定長%:オブジェクトの上から指定値%分だけ元の形を残す。
- 下固定長%:オブジェクトの下から指定値%分だけ元の形を残す。
- 下を基準:チェックを入れると、オブジェクトの下を基準に効果が掛かる。(通常は上)
- ランダム揺れ量:揺れをランダム化。
- ランダム揺れパターン:ランダム値におけるSeedみたいなもの?
- 時間ずれ:ずれを起こす間隔。揺れ周期と要相談。横に繰り返すをチェックしたときは、横に繰り返したオブジェクトの揺れもずれる。
- 横に繰り返す:画像ループのように横にコピーを作る。
- 繰り返し個数:コピーの個数。
- 間隔:コピーの間隔。
※ 基本的にオブジェクトの上下を基準に風に揺れる様子を再現するので、オブジェクトの左右を基準にしたいときは、画像の向きをエクスプローラ等で±90度変えてから読み込み、その後、画像オブジェクトの回転やグループ制御の回転等使って向きを調整する……といった感じにしたほうがいいかも。
使ってみた感じだと、オブジェクトが長大になり、揺れ角が大きくなればなるほど、補正が効かなくなって不自然に切れてしまう部分が出てくるので、設定は使用するオブジェクトと相談しながら決めたほうがいい感じ。それでも、かなりいい感じで揺れてくれるので、風に揺れるような自然な感じ(上のつべの動画は水中で水の流れに揺れている感じだけどww)を演出したいときには是非とも使いたいアニメーション効果。
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例:分割:100、揺れ角:10、他デフォルト。
また、他の部分の値を変えてしまうと、また切れ目が出るのでその辺は要試行錯誤です。
同じレイヤーを二つ作ってほんの少し位置をずらすというのを思いつきました。
いくつもやったら重くなりそうですが・・・