【AviUtl】演出の幅が広がるクリッピング機能2【拡張編集】

20131229180512

今回は『クリッピング + α 』の使い方を具体的に解説。主に上の画像のように画像や動画、テキストオブジェクトを任意に出現させる方法について。

 

クリッピングの基本的な使い方については前回の……

 

 

を参考に。最低限、上の記事がわかっていないと、今回の記事の方法は真似できても、何をしているのかわからない……ということになりかねないので。

 

オブジェクトを任意に出現させるとは?

20131229181455 何もない状態。
20131229181523 そこから伸びるように画像オブジェクトの一端が現れる。
20131229181556 時間経過とともに画像オブジェクトがどんどん伸びていく。

※ この伸びていくところが任意の部分。自分でオブジェクトを設定する。
20131229181621 完成。

上の画像のオブジェクトの伸び方(現れ方)に使われている手法がクリッピング。もちろん、ただクリッピングを使っただけではダメで、+ α が必要になってくる。+ α が何かといえば、シーンの利用であったりクロマキーであったり。

つまり上のような方法は、複数のシーンで合成されてできているということ。

手順

  1. まず出現させたいオブジェクトを用意する。(画像や動画、テキスト、図形オブジェクトなど)
  2. 拡張編集プラグインのタイムラインのScene1に『背景』と『用意したオブジェクト』の2つのオブジェクトを配置する。
    (レイヤー1に背景、レイヤー2に用意したオブジェクト)
  3. 拡張編集プラグインのタイムラインのScene2に『背景』と『用意したオブジェクト』、『現れ方の動きと形となるオブジェクト(複数可)』の3つのオブジェクトを配置する。
    (レイヤー1に背景、レイヤー2に用意したオブジェクト、レイヤー3以降に現れ方の動きと形になるオブジェクト)
  4. Scene2で『用意したオブジェクト』に覆い被さるように『現れ方の動きと形になるオブジェクト』を設定(形や動き)する。覆いかぶさっている部分が順次、表示される。
    (上の画像は、中間点を作った複数のカスタムオブジェクトの移動軌跡を使用)
  5. Scene2で『現れ方の動きと形になるオブジェクト』の設定ができたら、レイヤー2の『用意したオブジェクト』を無効化する。
  6. Scene1に移り、レイヤー3にシーンオブジェクトを追加し、Scene2を選択する。
  7. シーンオブジェクト(Scene2)の上で右クリックして、『上のオブジェクトでクリッピング』を選ぶ。
  8. Scene1のシーンオブジェクト(Scene2)にクロマキーを追加して、Scene2で配置した『現れ方の動きと形になるオブジェクト』と同じ色を指定する。
  9. Rootに移り、シーンオブジェクトを配置して、Scene1を選択する。
  10. シーンオブジェクト(Scene1)にクロマキーを追加して、背景と同じ色を指定する。

 

※1 Scene1と2に追加する背景の色は同色にする。ちなみにこの手の作業での、定番の色は緑や青。ただし、『用意したオブジェクト』と近すぎる色はよくない。

※2 『現れ方の動きと形になるオブジェクト』は基本的に単色にする。背景の色とは異なる色にする。もしも、画像などを使いたいときは、単色化フィルタを使う。

 

実際の作業

20131229185002 こんな感じに表示させたいとき

以下、編集作業の時系列で。
20131229185112 Scene1の様子。

レイヤー1に背景(青)
レイヤー2に画像オブジェクト

をそれぞれ配置。
20131229185309 Scene2の様子。

レイヤー1に背景(青)
レイヤー2に画像オブジェクト
レイヤー3にカスタムオブジェクト(移動軌跡)

をそれぞれ配置。
20131229185545 Scene2の様子。

カスタムオブジェクト(移動軌跡)の設定が終わったら、画像オブジェクトはあくまでもガイドの役目なので無効化する。

移動軌跡は時間経過とともに伸びていくようにする。
20131229185749 Scene1に戻って『用意したオブジェクト』の下のレイヤーに、シーンオブジェクト(Scene2)を配置し、『上のオブジェクトでクリッピング』を選択したところ。

20131229185939 Scene1に配置したシーンオブジェクト(Scene2)にクロマキーを追加したところ。

このときのクロマキーの選択色は、黄色。
20131229185939 上と同じに見えるけれど、Rootに移り、シーンオブジェクト(Scene1)を追加したところ。
20131229190334 Rootに配置したシーンオブジェクト(Scene1)にクロマキーを追加したところ。

このときのクロマキーの選択色は、青色。

※ ちなみに背景が黒だと、効果がわかりにくかったので、グラデーションを掛けた背景を配置済み。また、シーンオブジェクトにシャドーも追加。

実際の作業はこんな感じ。Scene2が現れ方、Scene1が出てくる元映像、Rootが最終的な出力となっている。

 

20131229191007 20131229191150
20131229191110 20131229191225

ちなみにScene2に配置するオブジェクトを変えたり、フィルタを加えたりすることによって、様々な演出が可能。上の画像は、ランダム歩行や図形オブジェクトにアニメーション効果(モザイクマスクとランダム色ずれ)を加えたもの。

 

20131229192357 テキストを表示させたいときも同じ。

Scene1に表示させたいオブジェクト。
20131229192433 Scene2に現れ方のオブジェクト。

それぞれがカスタムオブジェクトの移動軌跡。
20131229192516 Rootに配置して、これまでの説明通りに設定する。

装飾が必要であれば、そこに各種フィルタを加える。

テキストのときも、やり方は一緒。ただし、それなりにRootで装飾してやらないと寂しくなる。

 

 

 

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