【Blender】シャープと辺分離の色々【覚書】

曲面のエッジを尖らせたいときに覚えておくと役立つシャープと辺分離(モディファイア)の組み合わせ。今回はその使い方を簡単に。
ちなみに上の画像の編集モードのオブジェクトにある青い線が、確変を選択後にCtrl + E キーでシャープを付けた部分。注意が必要なのは、これだけだとシャープがつかないこと。この後に辺分離(モディファイア)を追加してやる必要がある。
また、辺分離は文字通り、辺を分離するモディファイアなのでオブジェクトモードで適用すると、辺が分離する。それはそれでまた違った効果というか使い方が見い出せる感じなのでその点も記事に。
シャープと辺分離の効果と序列について
円を配置して面を張り、拡大縮小しながら押し出したものに、細分割曲面(モディファイア)を追加したもの。
真ん中の円を選択して、Ctrl + E キーで『シャープをつける』を選択したところ。選択された円がシャープが付けられて青くなっている。
また、Ctrl + E キーでシャープを付けただけでは、実際にはシャープの効果が出ていないことも確認できる。
辺分離(モディファイア)を追加したところ。シャープを付けた部分に変化が出る。
辺分離(モディファイア)の序列を細分割曲面の上にしたところ。
辺分離の序列を上げたことで、各辺が分離したものと考えられて、分離したそれぞれに細分割曲面が影響を与えている。
モディファイアの序列は上のままで、オブジェクトの真ん中の円に付けていたシャープを外してみたところ。
この状態だと、Ctrl + E キーで『シャープをつける』の意味がない感じ。ただし、
単純に辺分離の序列を上げればいいという感じでもない。
オブジェクトの形やどんな形状にしたいかによって、シャープをつけるの位置や有無、辺分離の序列を一考する必要がありそう。
辺分離の序列を下げたもの。ちなみに画像だとわかり難いかもしれないけれど、これもシャープを付けた辺がシャープになっている状態。
(他のシャープをつけていない辺は、こんなにくっきりとした反射部分にはならない)
もう少し、シャープの効果の有無がわかる方向から。
複雑なモデリングをしているのであれば、やはり必要な部分にシャープを付けて、辺分離の『辺の角度』のチェックを外した感じにするのが無難な感じ。
辺分離の各項目について
辺分離には、『辺の角度』と『シャープな辺』という選択項目がある。それぞれのオプションの効果は、
- 辺の角度:指定した角度以上の辺を分離する。
- シャープな辺:シャープを付けた辺を分離する。
といったもので、それぞれのオプションの重複は可。ちなみに『シャープな辺』は兎も角、『辺の角度』については円柱(まっすぐに上に伸びたもの。90度)があった場合、辺の角度の値を30度にしていると、円柱の上と下の面(円)が分離する。反対に辺の角度を120度にすると、分離しない。これは繋がっている部分の角が90度だから。
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