【AviUtl】実写をアニメ調に仕上げる【拡張編集】

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今回の記事は、デジカメやビデオカメラで撮った実写をアニメ調に仕上げる方法の紹介。

とはいえ、実際には撮った映像(の明るさや色相など)や仕上げる方向性(暗い感じとか明るい感じとか、精細感のあるものか単調な感じとか)によって使うので、あくまでも、この記事はそうしたことをするための参考や方針程度のものになるかと。

 

ちなみに上の映像のオリジナルは、

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こんな感じの映像。これに幾つかのフィルタと直前オブジェクトを使って、アニメ調に仕上げている。ちなみに今回はオリジナル動画+直前オブジェクトというふたつのレイヤーしか使わなかったけれど、更に多くのレイヤーを使えば、もっと深みのある動画に仕上げることもできるようになるはず。

サンプル1

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夕焼けの空を撮影したもの。

 

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シャープ・フィルタや色調補正フィルタを追加。雲の白さ(白くないけどww)と夕焼けの黄金色っぽさを強調するように設定。

 

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オリジナル動画の下のレイヤーに直前オブジェクトを配置し、エッジ抽出フィルタを追加し、直前オブジェクトの合成モードを『スクリーン』に設定したもの。

ちなみにエッジ抽出フィルタの値は、雲に立体感が出て、全体的には油絵っぽく見えるような感じに設定。

サンプル2

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岩の上に乗っていたトカゲを撮影したもの。

 

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色調補正フィルタ、反転フィルタ(クリッピングフィルタ、インターレース解除フィルタも)を追加したもの。

上の夕焼け空のものは、暗い感じと雲の立体感を出そうとしていたので、色調補正は異なる設定値にしている。また、反転フィルタで反転させた項目は、輝度。

 

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オリジナル動画の下のレイヤーに直前オブジェクトを配置し、エッジ抽出フィルタを追加したもの。エッジ抽出フィルタの色は輪郭を強調するために黒に設定。あるは、白のままだったら直前オブジェクトの合成モードを減算にする。

 

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左は上の画像と同じものの、カメラの少し引いた場面。右はオリジナル動画と直前オブジェクトの間に、オリジナル動画+反転(クリッピングとインターレース解除も)のオブジェクトをオーバーレイ(合成モード)で挟んだもの。

画像を拡大してもらうとわかるけれど、右の画像は左のそれに比べて色彩がはっきりした感じになっている。ちょっとした差だけど、視線が色の濃い部分に集まりやすくなるので、状況によって使い分けると、幸せになれるかも。

 

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これはどちらもレイヤー数やオブジェクト、使用フィルタが同じもの。違いは、直前オブジェクトに使われているエッジ抽出フィルタの数値のみ。

左の画像は効果が強く出る感じにしており、右のそれは効果が弱くしている。結果、左の方はアニメ調ながらもリアル志向で、左の方は細部がぼやけて幻想志向っぽい感じに。

 

test.mp4_snapshot_00.09_[2014.01.25_23.05.11] 638.mp4_snapshot_00.13_[2014.01.25_23.05.34]

これも同じような処理をしたもの。左がオリジナルで、右が処理後のもの。

 

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これは、オリジナル(シャドウ・ハイライト@T_Color_Module)+オリジナルコピー(貴重補正、比較明)+直前オブジェクト(エッジ抽出)+フレームバッファ(ぼかし、乗算)のもの。

まとめ

幾つかのサンプルを提示してみたものの、実際には、撮った映像がどんなものかということが編集に強く影響するためにどうしても試行錯誤が必要で、特定の手段はないといった状態。

ただ、手法の一つとしてエッジ抽出の強弱でアニメ調の方向性を決められたり、オブジェクトの合成モードや色調補正の設定によって全体の映像の濃淡に変化をつけて印象を変えたりすることはできる。

また、今回は直前オブジェクトを使用したけれど、直前オブジェクトは文字通り直前のオブジェクトの影響をうけるので、場合によってはオリジナルをコピーしたものにエッジ抽出フィルタを追加したほうが上手くいくこともあるはず。

ちなみに基本的に暗い色の輪郭線でアニメ調っぽくする場合は、色調補正で元の映像を明るく、明るい色の輪郭線でアニメ調っぽくする場合は、色調補正で元の映像を暗くしておくと、それっぽく見えるかと。

 

 

手法の完成度としては余りにも低いので、改善の余地あり。なので、改善できる方法が見つかったときにまた似たような記事を書くかも……。

 

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