【AviUtl】モーフィング(輪郭)の簡単な使い方2(改訂)【アニメーション効果】
前回に引き続き、モーフィングの改訂記事。ただし、今回はモーフィング(輪郭)について。
モーフィング(輪郭)はオブジェクトの輪郭を抽出して、それにモーフィングを掛けるアニメーション効果。通常のモーフィングとは異なり、モーフィング(輪郭)は輪郭のみを変化させるので、変化が終わるまで最終的な形がわからないというのも面白みのある部分。
基本的な使い方
- 拡張編集プラグインのタイムライン、そのレイヤー1に最初に表示するオブジェクトを配置する。
- 最初に表示するオブジェクトの大きさを設定したら透明度を100にする。
- レイヤー2に最後に表示するオブジェクトを配置する。
- レイヤー2に配置したオブジェクトに『モーフィング(輪郭)- オプション』を追加する。
- 更にレイヤー2に配置したオブジェクトに『モーフィング(輪郭)- 表示』を追加する。
- 『モーフィング(輪郭)- 表示』の設定をクリックして、『変形前画像レイヤー』の値を最初に表示するオブジェクトを配置したレイヤー番号と同じ値にする。(この場合は1。下記画像の場合は5)
- 『モーフィング(輪郭)- 表示』の『変化度』を『 0 → 100 (直線移動)』にする。
- その他、各項目を調整してイメージに合わせたら終了。
※ ちなみに最初に表示するオブジェクトの配置レイヤーは、『変形前画像レイヤー』で指定することになるので、実際には上下に並んでいる必要はない。
※ 『オフセット』の項目を直線移動させることで、オブジェクトの輪郭を構成する粒子が輪郭上を移動するようになる。
サンプル
ポイントは、最初に表示させるオブジェクトには、モーフィングのように特にアニメーション効果を追加する必要がないということ。その代わりに最後に表示するオブジェクトには、『モーフィング(輪郭) - オプション』と『モーフィング(輪郭) - 表示』の順番でふたつのアニメーション効果を追加する必要がある。
また、最初に表示するオブジェクトが配置するだけでいいために、最後に表示するオブジェクトに追加した『モーフィング(輪郭) - 表示』の設定から『変化前画像レイヤー番号』を指定してやらないと、アニメーション効果が上手く働かないので要注意。
テキストにモーフィング(輪郭)を使用は、一文字ずつ変化させるのであれば使用可能という結果になった。また、フォントが一筆書きのように繋がっていないと、上手く認識しない。a、b、あ、動のように内側に空白のある部分の輪郭は表示されないし、『が』や『龍』、『j』のように空間的に分割されているものは上手く表示されない。
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