【AviUtl】幾つかの図形の登場とともに画像が完成する、という演出方法【拡張編集】

20140312143641

何もない場所に、次々に『構成部品(主に図形オブジェクト)』が現れて、それに連れて徐々に画像オブジェクトも完成し現れる……という演出の方法。

上の画像は左側が完成前、右側が完成後のもの。左側は最初、何もない状態で『V字』に似た図形オブジェクトが画面外から現れ、幾つか連なり、それに連れて隠されていた画像も完成していく過程をキャプチャしたもの。

今回使用したオブジェクトは背景を除けば、図形オブジェクト(三角形)と画像オブジェクト(Blenderで作ったサッカー選手とボールの画像)、シーンオブジェクトの三個だけ。

使用したフィルタも、図形オブジェクトに掛けたマスク、シーンオブジェクトに掛けたシャドーと極座標変換T、画像オブジェクトの余計な部分を削るために使ったクリッピングとカラーキーくらい。

手順

  1. Scene1で図形オブジェクト等を配置して、次々に現れるように設定する。形状や動きは自由。あとで使う画像ファイルを覆うような感じにする。(この記事では、V字になるように加工した複数の図形オブジェクト。それぞれXYZの値を変化させ、画面外から登場するように設定。このとき、Scene1に背景は配置しないこと)
  2. タイムラインのScene1の文字の上で右クリックし、アルファチャンネルを有効にする。
  3. Rootに戻り、Scene1を選択したシーンオブジェクトを配置する。
  4. シーンオブジェクトの下のレイヤーに表示したい画像オブジェクトを配置し、画像オブジェクトの上で右クリックして、『上のオブジェクトでクリッピング』を選択する。(シーンオブジェクトは、画像と重なった部分が表示されるので、画像と重なるように配置する)

 

この他に背景を配置したり、オブジェクトに各種フィルタを追加して装飾したりということもするだけろうけれど、上の演出の基本的な手順はこれだけ。

サンプル

20140312151719 20140312151849
20140312151810 20140312151903

Sceneの様子。上の段の左がV字状の図形が次々に現れて、連なっていく様子。上の段の右が全てのオブジェクトが連なった場面のもの。下の段はそのときのダイアログとタイムラインのキャプチャ。

(ちなみにタイムラインの画像を見ればわかるけれど、使用しているのはScene2なので、Rootでシーンオブジェクトを配置した場合は、Scene2を選択する)

 

20140312152839 20140312152814
20140312152935 20140312153004
20140312153028 ← グループ制御は、シーンと画像を影響範囲にして最終的な位置の調整に使用。

グループ制御の上のレイヤーは背景を作るために配置した図形やカスタムオブジェクト。

Rootの様子。上段の左右が変化中と変化後のもの。中断はシーンオブジェクトと画像オブジェクト。下段はタイムラインのキャプチャ。画像オブジェクトに赤い下線が入っているのは、『上のオブジェクトでクリッピング』を選択したため。

ちなみにSceneでは直線の動きをしていた『<<<<』が、ぐにゃりと歪んでいるのはシーンオブジェクトに追加した極座標変換Tの影響。

サンプル2

以下は、同様の方法でSceneに配置した図形オブジェクトの形状や動きを変えたもの。

20140312154450  ライン幅を調節した図形オブジェクトが次々に現れる。

この時点ではまだはっきりと画像が見えず。
20140312154616 ライン幅を調節してない図形オブジェクト(四角形)が現れ、小さくなっていく。

もっとオブジェクトの長さを短くしてやれば、チラ見っぽくなる。
20140312154653 上の画像のその後。
20140312154750 また、新しい図形オブジェクト(四角形)が現れる。
20140312154820 ある程度、図形オブジェクトが埋まって画像オブジェクトが見えるようになり、シーンオブジェクトがY軸回転を始めたところ。
20140312154908 上の画像のその後。

回転によって図形の範囲外になる頭頂部が表示されていない。

ちなみにこれらのレイヤーの下には『手書き風エフェクト』を配置して、手書きっぽい感じが出るようにしてある。(← 装飾方法は自由だし、多様という意味)

20140312160212

また、Sceneに配置した図形オブジェクトを表示させたりさせなかったり、シーンオブジェクトに波紋を使って揺らめかせたりと、色々と試してみると、画像は揺らめかないのにキャンバスになっているシーンオブジェクトが揺らめいているというなかなかに面白い演出に。

まとめ

Sceneに配置するオブジェクト(記事では図形を使っているけれど、図形に限らず)の形状や動き、配置、フィルタによって、かなり幅広い演出ができそう。

今回の記事のように次々に図形を表示させなくても、波紋や振動を使ってやるだけで『画像はその場に、キャンバスになっているシーンオブジェクトのみ変化する』という具合になる。

逆にシーンオブジェクトにはあまり手を加えず、クリッピングした画像オブジェクトに様々なフィルタを追加して装飾してやれば、『キャンバスはその場に留まり、画像だけが変化する』という演出も可能。

 

 


関連記事
スポンサーサイト

0 Comments

Post a comment