【AviUtl】虫食い(個別文字&obj分割)【拡張編集】
更新情報:2019/03/26、Ver2を配布。基本的な機能を残しつつ、使いやすいようにファイル全体の作り直し。そのため下記画像とは幾つかの項目が異なっています。
オブジェクトを虫食い状態にするアニメーション効果を作ってみました。
テキストに使用する場合は文字毎に個別のオブジェクトにチェックを入れ、画像や図形、動画オブジェクトに使用するときはオブジェクト分割フィルタを先に追加しておきます。
虫食いの状態、喰われる方と残る方の合成モードの設定、片方の透明度の設定、色相の変更、影の濃淡、複数色、影の位置設定、Seed値の変更、色の設定が可能です。
DL
- FC2のファイル保存形式上の都合でtxtファイルで保存されているので、リンクの上で右クリックして『リンク先のファイルを保存する』を選択してファイルを保存するか、リンク先のページに飛んで『Ctrl + A』で全てを選択し、メモ帳等にコピペ&保存するかしてください。
- その後、保存(作成された)ファイルの拡張子をtxt → anmに変更します。
- AviUtlのScriptフォルダにコピペで虫食いが使えるようになります。
ファイル名の変更例:虫食い.txt→虫食い.anm
項目の解説
『通常項目』
- 閾値:虫食いの状態。0が疎、100が密。
- Zoom:個別オブジェクトの拡大率。
- 色相:着色の有無を設定。
- Frame:ランダム値の変更。乱数を取得するための値。
- 透明度R:チェックを入れると、ランダム透明度。
『設定項目』
- 透明度RMin:透明度のランダム値の最小値。範囲は0から100。
- 透明度RMax:透明度のランダム値の最大値。範囲は0から100。
- 色:指定色で着色するときの色。
- 色Random:チェックを入れると、個別オブジェクトごとに色が変わる。
- 色Rmin:ランダム色を取得するときの階層最小値。範囲は0から255。
- 色Rmax:ランダム色を取得するときの階層最大値。範囲は0から255。
- SEED:乱数を取得するときのシード値。
虫食いのサンプル
左が疎密:100のとき。つまり普通に表示されている状態。右が疎密:0→100へ直線移動させている途中のもの。刻々と虫食い状態が埋まっていく。
複数色にチェックを入れたもので、左が色相の値が大きいもの。右が色相の値が小さいもの。色相の値が大きいもののほうがよりカラフル。
オブジェクト分割を追加した画像オブジェクト。図形オブジェクトに虫食いを使用したもの。合成1と2、透明度の設定次第で、虫に食われた方を完全に見えなくしたり、うっすらと見えるようにしたりすることができる。
左上と右上は他のアニメーション効果(ランダムラスター、一方向に並べる)との組み合わせ。
左下はテキストに虫食いをそのまま使って古文書っぽい感じにしたもの。右下はオブジェクト分割→虫食いという順番のサンプル。
- 関連記事
-
- 【AviUtl】お手軽にショートムービーを作成できる『ランダムレイヤープレイ』スクリプトを配布【拡張編集】 2016/01/17
- 【AviUtl】個別オブジェクトに追加して使用する『TAアンカー2点移動』を配布!【Script】 2018/08/05
- 【AviUtl】RGB順序入れ替え(DLL)を配布!【Script】 2018/06/24
- 【AviUtl】音に合わせて移動するSLAと指定フレーム分の平均Buf値に対応したSAB-Guidを配布【拡張編集】 2015/07/11
- 【AviUtl】getpixelとputpixelでYCbCrを扱うときの覚書【スクリプト作成者用】 2016/06/16